近況報告
新しい職場で 4月 その2 4月14日〜19日
以下は、NIFTY-Serve FYAMAPのアルプス広場に連載している、「新しい職場で」を再構成したものです。個人宛メール的な内容はカットし、ミスは訂正していますが、FYAMAPをご覧の方には二度読みになってしまいます。悪しからずご了解下さい。
4月14日
1年“基礎調査”、各種会議(教官研究会など) ●1年“基礎調査”の監督 *何だろうと思ったが、神奈川県で言えば、新入生テストのような感じ。 私が監督したのは、数学。計算問題を20分、ちょっと休憩を挟み後半20 分は幾何の問題。幾何の方が時間が余ったようだ。概ねよくできているが、 中には、計算が終わりきらなかった生徒も。附属中学から上がってくる生徒 と他の中学から入ってくる生徒との学力差がかなりあるそうだ。 *教室に入ってびっくりしたこと ・教壇が高い。測ったら23cmあった(@@)。神奈川県はどうでしたっけ。せ いぜい10cm位ではなかったかと思う。しかも木製。床も木で、油をしみ こませた懐かしいタイプ。 ・黒板消しが大きい。幅は変わらないが長さが約26cm(@@)。これは驚きで す。 ・でも教室は狭い。そこに41〜42人。横6列で入口(廊下側)は1列が5 人のため、逆に1列8人のところもある。教室の後ろに余裕がまったくない。 ●各種会議 *月曜日は授業は午前中4時間(授業は8時20分に始まるので、午前中の終 わりは12時10分。それから昼休み。これは健康的かもしれない。神奈川 は昼休みが12時40分からだったので教員も早弁になってしまっていた)。 その後がずっと会議。5校時が教科、6校時が分掌、その後3時30分〜5 時が「教官会議」(いわゆる職員会議)と「教官研究会」。これを交互に行 なう。今週は「教官研究会」だった。 *仰々しい名前の「教官研究会」は、前任校で言えば、分会教研、あるいは座 談会と言えば某SN高校関係者は分かって下さるでしょう(^_^)。真面目な 教育論議を一応熱心にたたかわせることができる場であり、制度的にこうい うことを行なっている学校は珍しいかもしれない。今日のテーマは、「生徒 層の変化に本校の指導態勢がいかに対処すべきか」で、生徒部の先生よりの 問題提起。 *ここ数年で生徒が大きく変わり、まさしく内憂外患状況にあるという報告だ った。それでも、「課題集中校」と比べれば天国と地獄だろうが、そういう 比較自体がナンセンスという意見もでて、あきない(^_^;)1時間半だった。 転任者に意見をもとめるような司会の発言もあったが、私を含め皆さん、ま だ大人しくしていた(^_^;)。 *この会議を運営する分掌があり、それが私が所属することになった「研究部」 である。前にも書いたと思うが他校にはまずない分掌であろう。 *定刻5時を少し過ぎて散会。部活顧問の打ち合せが少しあり、すぐに退出し たが、自宅に着いたのは7時を回っていた。それでも早いでしょうか(^_^;)。 ※ あすようやく最初の授業。3年の選択地理。どういう顔ぶれか期待と不安。
4月15日 本日より授業開始
*オリエンテーションや曜日の関係で、私が担当する授業(1年の地理Aと3 年の選択地理=世界地理)がようやく始まる。 ●最初は3年の選択地理 *授業の遅刻が多いと聞いていたが、何とチャイムが鳴る前に32名全員が地 理教室に集合。授業は地理教室で行なうので、移動がどうなるかと思ってい たが、まずは一安心。 *席は指定。前任者から指定席がよいと聞いており、机に名前をかいた紙を置 いておく。えっ、席が決まっているの?というぼやきもあったが、手書きし てあることを喜ぶ生徒もいる。 *最初は自己紹介。資料も色々用意してあったので、まあ順調に流れる。「地 図論争」のプリントは、しっかり読んでくれた。しかし! ★フェイスマークにクレーム!!! いくらこちらの生徒でも皆がパソコン通信をしてるわけではなく、フェイス マークを全員が知っているわけでもないので、これはパソコン通信から始ま った一つの文化であると説明する。その後、授業のプリントにも使うことが ある と言ったら、先生ちょっと、と生徒の声。私的な場で使うのは結構だ が、授業のプリントに使うのは止めて欲しい、とピシャリと言われてしまう。 その場は、ご意見は承っておきましょう、と答える。授業が終わって理由を 聞いたところ、不真面目な印象をうけるからとのこと。まあ、私も初めてこ れを見た時、また、自分で (笑い) などと書いた文章をみた時、なにこ れ、と思った方だから、気持ちはわからなくもないが。しばらくは控え ることにしましょう(^_^;)。 *当然だろうが、8割近くの生徒は受験を意識している。一通り全体を網羅し て欲しいという要求が強い。前任者から膨大な資料を頂いているので、それ を含めてどう対応していくか、期待に答えていくか、荷は重い(やりがいは あるが)。 ●1年生は1年生(^_^)。 *3年生も決して態度が大きいということはないが、1年生はまだまだ子ども という感じ。万国共通に1年生は1年生だ(^_^)。 *例のたしろひろし(右周りでも左周りでも同じ)は、3年にはフェイスマー クのことがあったので披露しなかったが(^_^;)、1年には紹介する。幸い今 までと同様受けてくれる。やれやれである。受けてくれたのでほっとしたと 言ったらまた受ける。 *名票は男女別々。男子が前半、女子が後半という古典的スタイル。教室の並 び方も、6列のうち、窓側3列が女子、廊下側3列が男子というクラスが多 い。男女を交互の列にしているクラスもあるが。 *号令のかけかたが面白い。起立→礼→着席 ではなく、
正座→起立→礼で ある。「せいざ」と言っているから「正座」だろう。
どう考えても「星座」 ではないはず(^_^;)。 号令は軍隊調だからいや、という人が神奈川にはかなりいた。また号令をか けてもきちんと揃うまで時間がかかるのでやらない(やれない)という人も いた。自主性は重んずるが、それなりに縦の規律は重視している、古い学校 なので伝統として残っている、ということなのだろうか(起立と規律をかけ ているわけではありません(^_^;))。 *授業についての要望も、「楽しく」が多く、これも“万国共通”か。 −−−− ●まだ身分証明書、保健証が届かない。 *半月以上たつのにまだ渡されない。大学から届かないそうだ。ぶつぶつ。病 院にもいけないぞ。 ●災害時の非常食用の代金2000円也。 *生徒も教員も災害時に備えて非常食パックを購入することになっているそう だ。それが2000円とのこと。そうなっている、と言われれば払わないわ けにはいかない。で、ものはどうなるかというと、倉庫に入れておきます。 他の附属学校も、あるいは都立高校もそうなのだろうか。
4月16〜18日 ●授業が進まない(^_^;) 1年の地理は1クラス週2時間(3年も)。従って余計なことをカットしな いと教科書の内容を全て終わることはとてもできない。それでなくても脱線し てしまう方なので、今年こそは、と思っていたが。 第1回目は“オリエンテーション”なので話が飛ぶが、第2回目は教科書に して10数ページを一気にやりますと宣言していた。 しかし、早くも企画倒れ(^_^;)。3頁程度しかできなかった。というのも、 生徒の反応がいいからだ。質問をすると答えがすぐ返ってくる。それを知って いるならこれはどうだ、とこちらも別の質問をしたくなる。リンク、リンクで、 気づいたらホームからうんと離れたところに行ってしまった、という感じ。 明日こそは、脱線は必要最小限にしようと思うが、担当クラスを公平にみな くてはならない。来週の授業から横道にそれるのは控えよう(^_^;)。
●給料は大幅ダウン(多分)
国は17日が給料日。事情で今日受け取る。引き落としが間に合わないので 現金受領。扶養手当、住居手当、通勤手当は来月にまとめて、とのこと。今月 はなし。 神奈川県も国の給料表を使っているので、骨格は同じ。しかし、「県単」と いって、県独自措置がいろいろある。それが今度はなくなる。 本俸分で2万7千数百円下がっているようだ(^_^;)。「加給額」という項目 があって、そこに1万6千円円ついている。これがもしかしたら、その調整か。 そうだとしても、1万1千円以上下がることになる。 以前は5万円近く下がったという例があったそうだ。まさかと思ったが、こ れならうそではないようだ。 前の同僚が、「給料が下がり通勤時間もうんと長くなるのに何故行くの」と 真顔で聞いたことがある。答えに困ったが、確かに給料は確実に下がります (^_^;)。まぁ、お金のために教育をしているのじゃないからね(^_^;)(*_*;)。
4月19日 教育実習オリエンテーション、対抗ボートレース応援
●土曜日の授業は3/4 土曜日は4時間授業。当たり前と思われるかもしれないが、神奈川の多くの 高校は土曜は3時間だ。その土曜日4時間の内、2、3、4の3連続。4校時 はお腹が鳴ってしまう。幸い、教壇が高いので、その分生徒には聞こえにくい (かな)。弁当があれば早弁できるのだが、娘準拠の我が家では土曜日は弁当 なし(^_^;)。お菓子でも用意しておくことにしよう(^_^;)。 ●午後教育実習オリエンテーション 社会科全体で20数名。さすがに多い。地理は2名だけだが、転勤早々であ り少々戸惑いもある。1名は親大学のT大学から(女性)。もう1名は附属出 身者でT大学(本郷の)(男性)。ともに優秀さがにじみ出ている(^_^)。 普通教科は教育実習は2週間なので、週2時間の地理の場合、最大4時間分 しか進めない。従って、実習が始まる前に授業参観をして貰うことにする。そ の日に、4時間分の内容の検討も行なう予定。1時間は自己紹介および授業に 関わる範囲で自分の専門分野の紹介。あと3時間を、教科書に沿った内容にす る。 25年前に、事前の学習会を含め大変お世話になったので、その“恩返し” をしなくてはならない(教師の鑑ですね(^_^;))。 ※秘話:実は私は教育実習を受けられなかったかもしれない。というのも、大 学の場合、すべて掲示であり、気づいた時は受付け期間を過ぎていた。あわて て「担任」に相談に行ったところ、担任から担当部署への詫び状が必要で、そ の文面を自分で書きなさいと言われる。しかたなく作文。「この学生は大変真 面目だが、たまたま事情があり、受付け期間中に提出できなかった。将来教育 界に必要な人材になることは間違いないので」等と書き(これはオーバー に書いています。いくら何でもここまで図々しくはありません(^_^;))、提出。 担任は苦笑いしていたが、何とか受付けて貰える。 そんな経験もあるので、私は教育実習生には親切にするのです(^_^)。 ●「附属高校対開成高校定期競漕大会」の応援 今年で第69回になるというボートレースの対抗戦が戸田ボートコースで行 なわれる。オリンピック会場にもなったところだ。早慶レガッタより3回多い 極めて由緒あるレースとのこと。 痴漢が多いというので有名になった埼京線に乗り戸田公園駅下車。 1年生は全員応援に参加。これは強制! 転任者も可能な限り行って下さい とのことで、教育実習のオリエンテーションを終えて駆け付けるが、これは出 張にならないらしい。この辺りが、どうも??? 労働者としての権利意識 に欠けているのか、裕福な教員が多いのか、清貧に甘んずる聖職者意識が強い のか(^_^;)。今度組合的観点から労働条件や財政面について点検してみた いと思う。 さて、そのレースは3つ(いずれも1000m)。 招待レース :附属対浦和一女 ジュニアレース:学習院対開成(附属は集まらなかったらしい)。 対抗レース :附属対開成 ボートレースを見ること自体全くはじめてであり、試合の解説もないのでよ くわからない(ぼーっとしていたらいつの間にか始まっていた(^_^;))。 ただ、メインは対抗レースらしい。これは迫力があった(と言ってもテレビ のように漕いでいるところをずっと追って写してくれるわけではないので、自 分が岸を走らない限り、ちょっとしか見えない。これがボート観戦の難しいと ころだろうか。待ち時間が遥かに長く、目にするのは「瞬間」である)。僅か の差で附属が逃げ切り、3連勝。恒例かどうか、選手は男女ともコースに飛込 んだ。 応援団によるエールの交換もある。開成は男だけなので、声も大きい。こち らは男女半々で、しかも1年生が中心なので、可愛らしい(要するに声がでな い(^_^;))。附属に対して神奈川で一番古いK高校のような印象を持っていた が、あちらはもと男子校でありバンカラな気風が残っている。それに対してこ ちらは、もう少し上品というか(別にK高校が下品というわけではありません。 念のため)大人しいと言うか、おぼっちゃまというかお嬢様というか。 それにしても、高校生でボートレースができるということ自体、大変なこと であるとは思う。 こういう行事を通して、着実に愛校心が醸成されていくのだろう。
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