地球33番地
2008年8月
「高知市に東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒というユニークな地点があります。ここを愛称「地球33番地」と名付け、昭和37年5月に高知ロータリークラブが 白いモニュメントを建設しました」(地球33番地公式サイトより)。
高知市内に宿泊し、出発前に、地球33番地のことを思い出し、急遽駆けつけました。観光案内所で入手した地図に書いてあったので助かりました。
高知市を東流する「江ノ口川」の中がそのポイント(シンボル)ですが、南岸の弥生町にもモニュメントがあります(マップファンプランナーより)。
グーグルマップで見るとこうなります。北岸から川に着きだした形が見えます。またその右斜め下の南岸に白いものが見えます。それがモニュメントです。
モニュメント
説明板
念のためもう1枚
地球33番地への案内標識
川の中のポイント
北岸に回るとそこまで行けます
GPSではかってみると、確かに3が並びます。緯度については、秒の下まで3になっているので、ちょっと出来過ぎではないかと思うほどです。しかも測地系の変換(すぐ下で記述)のことを考えると尚更です
モニュメント(左)とポイント(右)を一緒に
ご承知のように、2002年から測地系が世界標準に変更になりました(「世界測地系」)。しかし、これは従来の「日本測地系」のままになっています。公式サイトでは次のような説明をしています
「近年、緯度経度の基準が、日本測地系から世界測地系というモノサシに変わりました。これにより、新しい基準で測ると400mほど東南に離れた場所とされてい ます。しかし、私たちは当初からの川の中のポイントを愛し、いまでも『地球33番地』と呼んでいます。」
「当初から川の中のポイントを愛し」というのが今ひとつわかりかねますが、「生活排水などで汚れてい」るこの川から環境問題などを考えたいという意向もあるようなので、川にこだわっているものと思います。
ちなみに、従来のこの値は、世界測地系ではどうなるのでしょうか。国土地理院のホームページで計算することができます。その結果を下に示します
従来の値は、世界測地系では、北緯33度33分45秒、東経133度33分24秒の地点になります。世界測地系の北緯33度33分33秒、東経133度33分33秒との関係(距離、方位角)はどうなるでしょうか。これも国土地理院のホームページで計算できます。その結果を下に示します。ほぼ南東に約445m行った場所になります
その場所をグーグルマップで表示してみました(モニュメントの位置が「地球33番地」として表示されています)
確かに、南東方面になります
民家の一角で、モニュメントの類を移設することはできないでしょうね。「太田アパート」さん、「地球33番地アパート」と名前を変えてはいかがでしょうか(^_^;)。
参考サイト
地球33番地公式サイト  地球33番地(世界のゾロメポイントが地図が地図で表示されるページもある)
地球33番地Watching(グーグルアースで見ることができる) ウィキペディア
筑附通信
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